鼻から肺に至る空気の通り道を気道と言います。気道は、鼻腔、口腔、喉頭、気管、気管支などからなっています。慢性的な炎症により、粘膜が厚くなって気道が狭くなり、喘鳴という、ヒューヒュー、ゼイゼイという呼吸音や、呼吸困難、痰などが生じる疾患を喘息と言います。多くの場合、気管支喘息の事を指しています。
喘息は子どもの病気というイメージがありますが、大人の喘息も決して少なくありません。アレルギー性と非アレルギー性とがありますが、子どもの場合は、殆どダニや花粉、ハウスダストといったアレルゲンによるものです。大人の場合は、アレルゲンが特定できない非アレルギー性のケースが多くなります。